1987年にアメリカのウェグナーという心理学者が、「シロクマ実験」という心理実験を行いました。白くまの映像を3つのグループに見せ、それぞれのグループに次のお願いをしました。グループ①「シロクマのことを覚えておいてください。」、グループ②「シロクマのことを考えても考えなくてもいいです。」、グループ③「シロクマのことだけは絶対に考えないでください。」、鮮明に覚えていたのは、グループ③の人たちでした。
生活の中でも似たようなことがありますよね、ダイエット中に、「食べてはいけない」と思えば思うほど、食べたくなってしまう。仕事でのミスで、忘れようと思っていても忘れられず、その失敗した事実に捕らわれてしまったり。
そのような上述の状況から抜け出すには、どうすればいいのでしょうか。よく聞くのが、考えてはいけないという意識を弱める、自分の中で心を整理して客観的な視点から分析する、代わりに何か他のことを考える、などです。
ただ、「それができたら苦労しないよーストレスも溜まらないよーっ」といった感じでしょうか・・・
結局、どうしようもないですよね。
人間の脳みそは、そのようにできている、と納得するしかないですよね。
ツライときはツライ、逃げたいときは逃げたい、そんなもの。
ストレス溜まるときは、なにやったって溜まる。
それが、人間なのでは。
私、まだまだ、若輩者ですので、そんな風に思ってしまうのかもしれません。