障害者用駐車スペースは、車の乗降に広いスペースが必要な車いす使用者や障害者、怪我をされた方、高齢者などが、安全で快適に駐車場を利用することを前提に設けられています。そのため、施設の入口に近い箇所で1台のスペースも広くとられています。
残念ながら日本では、健常者でありながら障害者用駐車スペースを利用する人は少なくありません。どこも空いていない中、入口に一番近い障害者用駐車スペースが空いていれば、確かに利用したい衝動にかられてしまいそうです。
2015年に千葉県内で実施された調査では、障害者用駐車スペースを利用している8割の車は健常者だったとのこと。
日本では、障害者用駐車スペースの利用方法について取り締まる法律はありません。
アメリカでは健常者が車を停めると、州によっては約2万8千円の罰金が課せられます。
まずは、運転する方の一般的常識力の向上に期待したいところです。
ただ、今後も、駐車場利用のマナーが悪い場合、取り締まりの対象になるかもしれません。